MetaTrader5の注文処理

今まで謎のベールに包まれていた MT5 の注文処理の一端が、http://forum.mql4.com/25821 で公開されました。
詳細はforumを見て頂きたいのですが、拙訳すると、
・ポジションは合算される。だいぶ前から各所でおなじみの図です。

Rosh さんの話では、合算時のSL/TP設定は最後のエントリーが有効になるそうです。
1ロットをSL/TP設定無しで買い、追加で2ロットSL = 1.4000, TP = 1.5000 を買った場合、
3ロットSL = 1.4000, TP = 1.5000となるみたい。


指値注文にBuy Stop Limit,Sell Stop Limit が追加された。
右二つは、緑で示した価格に到達した後に、Limit指値注文が有効になるタイプです。



・注文ロット数の扱い(Fill Policy)は、3タイプになった。

市場ですべて買えるか分からない規模の注文として、例えば、100ロット注文したら

All or None 100ロット買える時は買い、そうでないときは買わない。
Cancel Remains 買えるだけ買って、残りの注文はキャンセルする。
Return 買えるだけ買って、残りの注文も有効のままとする。

小口のFXトレーダーには、関係なさそうな機能ですが、株や CFD なら使い分ける機会があるのかもしれません。




ちなみに、MT5 はクローズド・ベータテストが9/9から始まっていて、オープンベータは約3週間後に公開の予定のようです。
しかし、MQL5のヘルプファイルには、未だに注文(SendOrder)関係の記述が無ありません。
そろそろ更新されるのかな・・・汗