MQL4互換プラットフォーム PT Multistation でMQL4デバッグ?

自動売買の世界に踏み込んだ人なら知っているかもしれないソフトに、PT Multistation (http://profstation.com/) があります。自動売買といえば、VT/CT,MT4辺りのブローカー専用端末が有名ですが、世界のブローカーの中には、自動売買(Automated Trading , API Trading)用にSDK(開発キット)だけを公開していて、売買ソフト本体は自分で作ってね…というスタンスの業者があります。そういう業者とトレードする人向けに開発されたのが、PT Multistation のようです。


このPT Multistationが、MQL4をサポートしているらしいので、ちらっと見てみました。


(1) Free版をインストールし、PT multistationのアカウントを取る所までは省略。^^;
PT multistationは、何処かの業者のデモアカウントを取得しないと動かないので、New connection を選びます。

(2) 業者を選びます。Show filter を使うとトレードできる業者を選別できます。
※トレードできない業者やデータソースを選ぶと、PTL Builder (MetaEditor のようなもの) を起動できません..。

(3) Register DEMO を選びます。

(4) 業者のHPに移動して、デモアカウントの申請をすることになります。
※ほとんどの業者で、アカウント発行は手作業で行なわれるようなので、でたらめな入力では発行されません..--;

↑ホンモノっぽい情報を入れましょう。(コラっ



(どこかの業者は、リアル口座を持たないとデモアカウントを発行できなかったり、申請しても音沙汰なかったり…
いろいろあって、PFSX でも半日くらい待たされたり…面倒でした。)


(5) 無事にデモ口座が持てれば、こんな感じに表示されます。 ( この画面でUIを日本語に設定できます。)

↑時間足の設定が自由自在で、6分足にしています。チャートソフトとしてはかなり高機能かも..。
ただ、WindowsXP ではクラシックなテーマにしているとまともにウィンドウが開きません^^;
画面のプロパティのテーマをXP標準に戻さないと駄目でした...orz



(6) トレード可能業者を選んだ場合のみ、Tool->PTL Builder が選べます。
GoogleやYahoo のデータソースを選ぶと、PTL Builder は起動できません..。


(7) これが、PTL Builder の画面です。
Script Navigator には、懐かしの MACD Sample.mq4 があり、そのままコンパイルが可能です。

(8) ブレークポイントを設定して、Run すると、その位置で一時停止します。

(9) 一時停止後、ステップ実行で進めてゆくと、変数内の値は、ツールチップ表示で確認できます。


MQL4以外の言語でプログラム経験があると、(8),(9)の画面は垂涎ものの機能なのですが..
PT multistation本体が逝けてなかったり、互換性は何処まであるのか?という問題もあるので、個人的にはお勧めしません。試すなら自己責任でどうぞ。。。


MQL4の知識を生かしつつ、非MT4 な Dukascopy で自動売買したい人には役に立つかな..?^^;