定説を信じるベカラズ。

このブログを読まれている人が、どの程度の相場歴の持ち主なのかは分からないので、私が言うのも躊躇われるところですが..、、相場に関する定説?は信じない方が良いと思ってます。


以下は、さまざまな定説・格言?への個人的な見解です。

損切りをしましょう」

何も分からずに損切りばかりしていると、損切り貧乏になるだけです..
優位性の無いトレード手法にいくら損切りを追加したところで、それは大やけどすることがなくなるだけです。決して勝てるようにはなりません。
優位性のあるトレード手法を見つけられない人は、損切り無しのトラップリピート戦略でもやったほうが儲かる確率が高いと思います。この戦略の欠点は、効率が悪くなる危険性がある点だけです。10年で5% 増えた..とかね。^^;

ナンピン禁止」

ナンピンは絶対覚えた方が良い技法の1つです。ナンピンをしないトレードは、狩りに例えると、目の前にいるウサギを28口径の拳銃で1発だけ玉をこめて撃つようなものです。相当ねらいが正確でないと当たりません。
一方でナンピンが使えるようになると、1mm玉のたくさん詰まった散弾銃を使うようなものなので、少々ねらいが外れても獲物を仕留めることが出来るのです。
もちろん、視界からウサギが消えたのに、際限なく乱射しててはダメですよ。。
(10年のバックテストの結果、この乱射手法なら仕留められる..なんていうのは、単に運が良かっただけですから信じてはいけません..

「損小利大を目指しましょう」

そんなもの目指す必要は全くありません。トータルで勝てれば、損小利大でも損大利小でも関係ないのです。個人的な感覚では、利1に対して損2〜3程度の損大利小が戦略的にも、精神的にも安定する気がします。

「複数の時間足で確認しよう」

投資苑か何かで紹介されたのが始まりだと思うのですが、これはチャートに100本程度のバーしか表示できなかった時代の遺物のように感じます。100本しか表示できないと、5分足では8時間分しか見えないので、もっと長い時間での大局観を知りたい時は1時間足に切り替えるしかありません。今のチャートとパソコン環境では、1000本以上表示できますし、超・長期の移動平均も高速で計算できるので、必要性は薄れているはずです。
(ただ、日足や1時間足トレーダーを狙い撃ちする為に、それらの時間足を見るのは有りです。