ベッティングシステムは売買戦略と不可分。

ただ、苦言を一つだけ言わせてください。

今回のfaiさんの記事は、ある程度投資経験のある人なら、よく読めばわかることですが、初心者の方なら、このEAをそのまま実稼動させてしまいかねない記事だと思いました。そこで、横ヤリを入れさせていただきました。

このブログは、非常に多くの人に注目されるすばらしい内容を持っていると思います。それだけに、faiさんには、そのへんの責任感のようなものも強く期待しています。

いろいろな意見を頂けるのは大歓迎なので、一つに限らず苦言は言ってもらえればと思いますが、、、「昨日の記事を見て、あのEAを実運用に使う人が居るかも知れない・・」という発想は私の中にはまったく無かったですね..^^;;;




…という訳で、くれぐれも昨日のEAは実運用されないようにお願いします
初心者の方で、今すぐEAを実運用したい人は、Rental EA Libraryで販売されているEAをどうぞっ。(^_−)−☆
(↑ここのEAをお勧めする理由は、いつもどおり作者の人柄&価格が安い…だけです。たいした根拠はありません。。。。。フォワードテストの成績が販売サイト内に見当たらないので、気になる人は開発者に聞いてみましょう..



それはさておき、昨日のコメントで、
「マーチンゲール方式は100%必ず勝てる手法です。」
「「マーチンゲールは破産するEA」、と断言?されるとどうしても黙っていられないので・・」
とあったので、私の意見を書いておきます。
昨日の記事は、ナンピンとは無関係なので、ナンピンとマーチンゲールをごちゃ混ぜにするのはどうか?とは思うのですが…
それ以前に、ナンピンもマーチンゲールもどういう売買戦略の元で使うか次第で、毒にも薬にもなると考えてます。


Wikipediaベッティングシステムの説明では、独立事象でない場合と、独立事象の場合に分かれています。マーチンゲール方式は無限に続ければ100%必ず勝てるけど、実際には限界があるから破産する(無限に続けられない限り、いつかは破産する) ..という主張は、FXの勝敗が独立事象であるというのが前提です。でも、実際は、システムトレードの負けは、何らかの値動きと関係していることがあって、負けた直後に、ある方向にポジションを取ると勝率が高いという場合があります。
(レンジ相場で逆張りして SLに引っ掛ったら、そこがトレンドの起点になるとか...ね

そのようなシステムでは、負けた後に大きなポジションを取るのは理にかなっています。それが、マーチンゲール方式(あるいは、他のベッティングシステム)の優位性になるのです..。

(たぶん・・・



そんな風に考えている私としては、具体的な売買戦略とマーチンゲールやナンピンを分けて賛否の議論をするのはナンセンスかなぁと思います。
ただねぇ。。マーチンゲールのドーピング効果は想像以上に強力で、昨日の5年間テストの

↑これは、大きなDDを256倍のロットを賭けて解消しているので、常識ある投機家なら運用したがらないはず..です。
でも、昨日のシステムに 64倍ロットの制限 (初期を0.1から始めれば最大でも6.4ロット) を加えて、ロジックを僅かに変更すると…

運用しても良いかも?と思わせるインチキEAに化けるんです..。勝ったか負けたかで、ポジション取りを決めているだけなのに!!!
(たぶん・・・続く