NFAの指摘するGの不正行為

表題は、1ヶ月ほど前のこちらのコラムからの引用です。詳細は、リンク先のコラムを読んでもらえればと思いますが..G とは、ゴルゴ13ではなく、Gain Capitalのことです。コラム内の取引システム(M)は、MetaTrader です..。
そして、NFAの公開している「Complaint」の8ページ以降に、Virtual Dealer Plug-in (VDP) の設定と手口が書かれていて、MT4 ユーザにはかなり生々しい内容です。。orz

↑G社の一般顧客800人以上が使っていた institutional server でのVDPの設定がこれらしく、

約定遅延 1秒
最大ロット 100 lot
最大損失スリッページ 20 pips
大利スリッページ 3 pips
大利スリッページロット 5 lot

1秒待つ間に発生した顧客に有利なスリッページは、5ロット以内 3pips まで許容し、不利なスリッページは 20pips まで認めて、それ以上は requote する。。という非対称な設定が陰湿らしい?^^;
Gではない某社で、4.5ロットまで約定しやすく、5ロットになるとダメダメになるのはこういう設定が効いているのかな?とちょっと思いました。


VDPの存在自体は以前から良く知られた話で、個人的には、それを非難するつもりはありません。MT4業者がやらなければ、カバー先が同等の何かをもっと見えないカタチでやるでしょうし、MT4業者が VDPの使用を否定したところで、今度は別の手段で実行する話にすり変わるだけなので、追求するだけ無駄です。むしろ、多少のズルをしてでも、FX業者(胴元)には生き残ってもらったほうが個人的には安心なのです。
(まともに決済できないとか、出金できないという論外な業者はNGですよ。もちろん^^;






ところで、今日紹介したコラムは、興味深い記事が多いので勉強になると思います。(ただし、、トレードの役にはたたないかも...
頻出する類義語で定義が散らばっていた言葉をまとめておきますので参考にどうぞ。

業者内のディーラーが約定するタイプ DI ( Dealer Intervention ) , IE ( Internal Execution ) , Requote Model
カバー先が約定するタイプ(業者は取り次ぐだけ) EE ( External Execution ) , DMA ( Direct Market Access ) , DMMA ( Direct Market Maker Access)