メンタルのこと。

今日は、どうでもいい話し。


トレードとメンタルの関係は、切っても切れない関係にあるようで、いろんな主張をされている人がいらっしゃいます。相場で勝つには、メンタル8割、手法2割で、メンタルが重要だと仰られる人もいれば、メンタルに原因を求めるのはおかしいと言う人(ここ)とか、メンタルが大切とか意味分からないわぁという人(ここ)もいて、興味深いです。


個人的な体験から言うと、私の場合は、メンタルは重要でした。




けれど、それ以上に手法が最重要でした。(笑)
比率としては、手法8割、メンタル2割という感じです。
ユウさまの仰られる「代価を払って遊ぶもの って納得す」る境地に至るのにも、単に手法のルールに従うだけにもメンタルの鍛錬が必要でした。でも、心を鍛えるためには、本当に信頼できる手法でないとダメなんですよね。永続的に通用する(...保証は無いけど、限りなく確信できる)手法が無いと、エントリーから利食い損切りまで全てに迷いが生じて、迷いが恐怖を呼び寄せると思います。



そんな訳で、とにかく、どんな通貨ペアのどんな時間足に対しても適応出来そうな手法を探すのに、ほぼ1年掛かって、その手法でのメンタルトレーニングに1年近く費やした気がします。(実際には、適用できないペアもあります...^^;


手法を見つけてからは

システム「ここでロングしなさい」
わたし「拒否します。チャートはどう見ても下落トレンドの兆候を示しています。ここでロングなんて絶対出来ません..。><;」
〜数時間後〜
システム「あそこでロングしておけば、今25pipsの利益が出ています。」
わたし「( ̄Д ̄;) ガーン...」

こんな経験を何百回も繰り返すことで、だんだん、自分の浅はかな相場感へのあきらめの境地(?)に達して心理的抵抗感が薄れてきたように思います。
冷静に考えれば、(自分も含めて)大衆がエントリーしたくないポイントでエントリーするから優位性があるわけで、そこに抵抗感を感じるのは当然ですし、システムは、そういう感情とは無関係に淡々とシグナルを発し続けるだけのことなんですけどね。。


この体験が万人向けとは思いませんが、参考になれたら幸いです。(使うシステムはエントリーポイントと損切りポイント、最低何pipsで利食うべきか?の3点を明確に示すものでないとトレーニングに不適です。)




相場のメンタル関係で個人的にお勧めな本は、
(1) ゾーン〜相場心理学入門 / マーク・ダグラス
(2) トレーダーの精神分析 / ブレット・N・スティーンバーガー
(3) 悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術 / ブレット・N・スティーンバーガー
です。(1),(2)の順に読むと面白いです。(3)は、新刊で出たばかりで、まだ読み途中ですが名著の予感がします。


規律とトレーダー 相場心理分析入門 / マーク・ダグラス
は、ゾーンより前に刊行された本なので、ゾーンを読めば不要だと思います。
精神科医が見た投資心理学 / ブレット・N・スティーンバーガー
は、つまんない。^^;
トレーダーの心理学 / アリ・キエフ
は、会話調の説明が読みづらい。
魔術師たちの心理学 / バン・K・タープ
は、メンタルというよりシステムの話です。
(メンタルに限らず、役に立つかも?と思う本は全部即買いしてるので、パン様には結構貢いでいる気がする...orz


投機の心構えとしては、
マネーの公理 / マックス・ギュンター
デイトレード / オリバー・べレス、グレッグ・カプラ
が名著(お気に入り)です。
ぶっちゃけ、本をいくら読んでもメンタルが変わるわけでもなく、実践でしか身に付かないと思いますが、手本となる考え方を知るためには、本を読むのが近道です。