FXに対する個人的印象みたいな・・・

編集の人から教わったのですが、このブログが某ランキングで5位に入ったらしい。^^;

いわゆる読者にポチさせるFXランキングには参加しておらず、客観的な知名度を把握できていなかったので、ちょっとビックリしました。ブログを始めた頃は、基本的に書いてる内容が技術系なので、ググった人だけが記事を読むことができれば良いと思ってました。でも、その頃とは状況は変わって、これからFXを始めようとする人にまで読まれているのかなと思うと、少し憂鬱になります...orz


なんで憂鬱かというとですね..。私は金融証券業界の関係者ではないので、あくまで部外者の個人的な印象になりますけど、、FX市場は戦場なんです。。
戦場で自分の利益の為に戦う人を傭兵といいます。ブローカーと呼ばれる民間軍事会社と契約できれば、誰でも傭兵になれます。実際の戦場では血を流すことになりますが、FX市場ではその代わりに金が流れます。
戦場では誰かが勝ったら、必ず誰かが負けるんです。いわゆる、ゼロサムです。
スワップ金利があるから云々…と言う人は、ロールオーバー前に手仕舞いするデイトレ金利がどれほど影響するのか説明してください。。
実需があるからゼロサムではない…という主張には、長期的な価格変動に対しては同意です。しかし、デイトレーダーにとって実需は、値動きのきっかけを与えてくれるだけで、その後の値動きはほとんどが投機筋同士のゼロサムゲームになっているのではと思うのです。


そして、ゼロサムの場合、理論的に必勝法は存在しません。理由は簡単で皆が同じ必勝法に気づいてしまえば、それでは勝てなくなるからです。誰にも真似できないような複雑な分析法で、今の相場に対して必勝であったとしても、時間の経過と共に、世界中のトレーダーが個別に独自の異なる手法で同じ売買タイミングに気づきます。そして有効性が失われます。


本や雑誌、ネットに書かれているように、誰でも簡単に裁量や自動売買で毎月100万円稼げるようになれるなら、国内はお金持ちばかりになってると思います。

↑戦場のイメージ。照明弾に照らしだされた価格のゆがみを狙い撃ち?


↓昼間は、岩陰に隠れて撃てば、安全確実?


↓ところが、実際の戦場では、10メートル先も見えず。地雷もあちこちにあり..




↓ほとんどのトレーダーは死にます。

(写真提供)


娯楽として楽しめる人は良いですが、そうでない人は、勝てないかも?と気づいた時点で撤退するのが吉です。