ブリッジのこと。

最近、FXCMの訴訟の話が話題になっています。詳細はググってください。。(訴訟とは関係ないけれど、ぼなんさ氏の記事も興味深いです..。)
私としては、訴えた人たちが使っていたプラットフォームが、FXCMオリジナルクライアントなのか、MT4 なのか?が気になります。
補足)kartzさんのコメントで MT4のようであると判明しました。


以前、くーちゃんが仰られていたような気がしますが、MT4はサーバ側もスタンドアロンで動く仕様っぽくて、単体ではインターバンクや他システムに直結する機能はないように見えます。実際に、MT4サーバをインターバンクに直結するためのブリッジが他の会社から売られています。


FXCMが採用しているブリッジは Boston Technologies社製で、これがFXCMのMT4ユーザに不可解な問題を起こしている気がします。
BT社の技術文書にMT4STP_vs_MT4Instant.pdfがあって、指値注文の処理手順が書かれています。

要約すると、MT4上での指値注文は、ブリッジがせっせと成行きでがんばるので滑ります…ということです。
ただし、これは2009年の資料なので、現在同じ仕様かどうかはわかりません..。この仕組みでは、あくまでも MT4サーバ上の注文情報を正しいものとして厳守する代わりに、スリッページが発生するというものですが、実際は何らかの事情で正確に同期できていないので、仕組みが変わったか、最初から不具合を抱えたままで技術的に無理があったのか?..なんて思うのです。



参考までに他のブリッジ業者のリンクを挙げておきます。めぼしい情報は無いですけど。。^^;
www.mt4bridge.com←CurrenexへのMQ社による公式ブリッジらしい
www.apbg.com
↑仕様に

Real time statistical engine protecting brokers from latency arbitragers

と書かれるほどアーブは厄介な存在なんですね..。

www.roustech.com
↑こちらは

Capture more profit from spread. Effective configuration of the bridge ensures access to increased spread profit.

とあります。
www.fairtradingtech.com←DukasCopyへのブリッジらしい(これも同期が不完全という噂もある..
www.fxopen.com←ここはブローカー自前のブリッジ?

↑どこのブリッジも、こんなフローなので、ブリッジ上でいや〜んな事される可能性があるのかしらと..少々疑ってみたり..。


ECN/STP系のMT4業者を選ぶ場合、どこにどのブリッジで繋げているのか?聞いてみると良いかもしれません。。