データセンターのIP を知る。

今日は、MetaTrader4のデータセンターのIP を調べる方法を紹介します。
なぜか昨日の手抜き記事にコメントがいくつか付いていて、もう少し正確に書き直さねば…と反省しているのですが、それ以前に、自分自身の手でMT4 の接続状況を把握できた方が良いかなと思ってます。


ネットワークの接続状況は、コマンドラインから

netstat -n -p tcp (もしくは  netstat -b -p tcp)

で確認できるものの、これではかなり把握しづらいので CurrPorts という便利ツールを使います。

(1)ソフトのダウンロード
http://www.nirsoft.net/utils/cports.html の Download CurrPorts というリンクから cports.zip をダウンロードします。


(2)フィルタの設定
cports.exe を起動後、F9 キーを押します。画面内のロートアイコンをクリックしてもOKです。

フィルタ設定ウィンドウに

include:process:terminal.exe

と書きます。

ウイルス対策ソフト等のファイアウォールを利用している場合、terminal.exeが直接サーバと通信しないので、フィルタ設定を

include:remote:tcp:443
include:remote:tcp:1950
exclude:process:iexplore.exe

のようにする必要があるかもしれません。
(3)更新タイミングの設定
接続状況の更新タイミングを下図のように1秒毎に設定します。

(4)眺める...あるいはログをとる
ここまで設定できると、MT4 で選択しているデータセンタと通信先のIP(Remote Address)を比較することで、接続先が分かります。

通信先の変更をログに取りたい場合は、File メニューの Log Changes にチェックをいれればOKです。


この方法を使って FXDD の terminal.exe の起動直後の接続先を調べてゆくと、最初に、データセンタ経由でトレードサーバに繋がり、その後、ほぼ全てのデータセンタに繋ぎに行っていることが分かります。おそらくこの時点で、最適?な接続先を選んでいるのだと思います。


最終的に接続が安定すると、
・データセンタ経由でトレードサーバへの接続
・データセンタへの接続
の2本になって 緑/青になります。