新説・難平編

一昨日のナンピン記事のトラックバックで、この記事を見つけました。結局、誰が考えても辿り着くところはほぼ同じなのでしょう。どうしても「ナンピン」という言葉に引っ掛って躊躇ってしまう人のために、別の視点で解釈すると、、アレの本質は、ブレイクアウト」と「レンジ逆張り」という性質の異なるシステムの合成なのです。
複数のトレーディングシステムでポートフォリオを組むトレーダーが、今「ブレイクアウト」で買い持ちしているから、「レンジ逆張り」の買いシグナルは「ナンピン」になるので無視しよう…と考えるのはオカシイですよね。本来は、「ブレイクアウト」で買い持ちしているかどうかに関係なく、「レンジ逆張り」が買えと言えば買うのが正しくて、その結果として「ナンピン」になったり、場合によっては「両建て」になるものです。(実際には、両建てはポジションを閉じる目的でしか使いませんけど...^^;
だから、ナンピンを絶対にしないと主張する人は、「ナンピンが生じる可能性のあるポートフォリオは絶対に組みません」と主張しているようなもので、個人的には、「...どうぞ、ご自由に。。」と思います。。




まぁ、よくある相場教本が否定する「ナンピン」は、システマチックに検証されたレンジ逆張り由来のナンピンではなくて、値幅感覚も無いまま買った途端に、下がり続ける安値に動揺して、ひたすら買っていく無謀なナンピンなので、それは本当にやめておいた方が良いでしょう。某ナソピソサンバも私にはとても危険に見えます..^^;
一方で、江戸時代の相場書「三猿金泉秘録」には、難平やドテン、レンジでの逆張りが推奨されていますから、この辺りはあまり"常識"に囚われずに考えるのが良いんじゃないの?と思います。
(ちなみに、このブログのタイトルの「秘録」は「三猿金泉秘録」から来ています。...え?目録?関係ないですってば。笑