EMAの意味するところ…

109low さんが、海外ブローカー撤退の件で金融庁に問い合わせた記事が、こちらにありますので、興味のある人はどうぞ。
コミPo!を使った4コマ漫画のブログjunaさんが見つけたので、こちらも興味のある人はどうぞ。。


それはさておいて、今日も MT4 とは関係なく勉強会で出てきた話をば。
私がFXに興味を持った一番の動機は、それで食べていけるのかどうか?を知りたかったことだったりします。
裁量トレードでは、「得意な通貨ペアを持ちましょう」なんて言われるけれど、仮にドル円を得意ペアとして専業になった途端に、ドル円の値動きが苦手なポンドドルの値動きそっくりに変わってしまったらおしまいですよね。
だから、現状取引可能な全てのペアに対して勝てるべきだと思っています。スプレッドが広いペアでは、1時間足や日足でのトレードをすることになるので、あまり美味ではないかもしれませんけど^^;
時々、AUDNZDやUSDDDKなどのマイナーペアのチャートを見ているのはそういう理由です。


どんなペアでも通じる戦略は、いわゆるアノマリーや外部ファクターに説明変数を求めるものでは厳しくて、モメンタム戦略(ある方向に動いたら、その方向に動きやすい性質に賭ける=トレンドフォロー)か、平均回帰戦略(売られすぎたり買われすぎた状態から本来の価格に戻る性質に賭ける=ミーン・リバージョン、リターンリバーサル)の2種類しかありません。


FX市場は、誰にも通貨本来の価値・価格が分からない点と、参加者のほとんどが投機目的という2点から、売られすぎ状態と買われすぎ状態の間の往復運動は長期に渡って継続すると予想しています。

投機トレーダーは価格を動かす為に買う。

価格が動いたら、上昇トレンドの発生と見なして、さらに買うトレーダーが現れる。

価格がさらに上昇してゆくと、最初に買っていたトレーダーの利食い売りが増してゆき、価格の上昇は止まる。

上昇の停止=天井売りの絶好のチャンスと考え、新規に売りだすトレーダーが現れる。

価格が下がりだしたら、下落トレンドの発生と見なして、さらに売るトレーダーが増える。

以下同様のくり返し。

こんなイメージを描いているので、上下運動の平衡点となる価格と、上下運動の幅が精度よく推定できれば平均回帰戦略が成立します。(レンジ相場の逆張り、トレンド相場の順張り押し目買いのイメージです..。


そして、上下運動の平衡点となる価格の軌跡が、実需筋や大きな時間軸/資金量でトレードする投機筋が作り出すトレンドで、それは何らかの移動平均値が良好な近似値として推定できることが時々あると信じています。時々ある..というのは、直近のデータからはまったく予測不可能な市場の変化が頻繁に起こるので、そういう状況下では移動平均が役に立たない場面も多いのです。


…EMAの計算式の意味を書くつもりでしたが、、、次回に続きます。